その時。
私は、お客様のタイヤ空気圧を調整していました。
「Tさ〜ん。えーと、日本テレビの方から電話が入ってます。」とは鈴木社長。
私はてっきり鈴木石油のホームページの件で電話いただけたのだろうと思ったものですから、一体どんな話だろうと思ったのですが・・・。
「もしもし、私日本テレビ企画リサーチをさせていただいております、F社と申しますが、実は、田邊様のコーヒーのホームページを拝見させていただきまして、ご質問させていただこうと思いまして。・・・」こっちかい・・・。
えー、このサイトはですね、今はほとんど着手していない、といいますか出来なくなってしまった、ホームページなのですが、私が日々飲んでいるコーヒーがあるのですが、それがとっても美味しいんですよね。又、お店もノスタルジーでいいんですよ。女の子がわんさか集まってきますし。
それなものですから、皆様に紹介しようと思い、立ち上げたサイトだったのです。しかしながら、「Tさんは、コーヒー豆ばっかり・・・。」という、ちくちくと刺すような批判を皆さんご存知の”S”という方に言われ、「うちのほうの集客サイト、作ってよぅ。ダートオーバルレースのも、作ってよぅ。葬儀屋のやつも作ってよぅ。」と言われ、「ああ、分かりました、じゃあ、そっちを先行させます。」というわけで、このサイトをこのように作り上げたわけです。今じゃぁ、演歌歌手のサイトも立ち上げなければならないので、もうもっと後回しです。
で、ずっとそのままで置いてあったのですが、コーヒーショップの店主様に、「いやー、丁寧に作っていただきましてありがとうございました。これからも楽しみにしていますので・・・。」と喜びの電話をいただけたり、又、電話注文した後、お店の女性のスタッフの方に、ぜひ、仕事が一段落付いたらお立ち寄り下さい、という手書きの心のこもった手紙等をいただき、毎日がちょっと苦痛に近い状態でいますから、ほろり、とさせられ、これだけで良いや、なんて安上がりですが、そう思っていたわけです。
このテレビ企画会社の方は、ずっとほったらかしにしてあったこのサイトを見た、という訳です。
「ああ、コーヒーのホームページですか、いやーありがとうございます。で、どういった質問で・・・?」私は、椅子に腰を据えて、話を聞くことにしました。
「ええ、実は、”ルアクコーヒー”について、良くご存知の方を探してまして。田邊様、ご存知じゃありません?」ルアクコーヒー・・・。
「それは、どういったものなのでしょうか?」
「ええ、イタチの糞の中に入っているコーヒー豆を炒れて、飲むコーヒーらしいのですが、いかがでしょうか?」げえ、糞?
「いやーそれは・・・、なんにしても、飲むのを遠慮したくなっちゃうようなコーヒーですねぇ。」電話の向こうでも笑いながら、そうですねぇ、と言ってます。 「私は一向に分かりませんが・・・・。どうでしょう、私の知っている店主様を紹介いたしますよ。コーヒーに造詣の深い方でしょうから、もしかしたらご存知かもしれませんよ。」
・・・で、店主様をホームページ内のお店の電話番号をお教えしたわけです。それを探している最中、お店のこともちゃんと説明しました。取材なんか来てくれるとうれしいですからね。
「いや〜、ホントにいいお店で、女の子なんかに人気があるんですよ。休日は列を作って待ってますからねぇ。私みたいな無粋でいい年の男が立ち入るようなお店ではございませんよ。」ははは、ちょっと自虐的です。
「いえいえ、田邊様、お写真見ましたが可也、若いですから、大丈夫でしょう。」マジで?やっぱりぃ?いやー、そうだと思いましたよ〜。はははは!(・・・なんて、お読みになっている方、スざけんな!ですよね・・・、次行きます・・・・。)
この件で気が付いたことはですね、前にもホームページを見たというTV企画会社から2件、出演の依頼が来たんですが、これは、ホームページが綺麗で、又、鈴木や田邊が優秀だから、頭がいいから、では全く無く、ただ単に、”話しやすい人だ、面白みのある人だと思った”からなんだと思います。
鈴木の写真が良かった、筆者の写真が良かった、サイトが綺麗、アニメーションが派手、では無いんです。それは、私どものサイトを見れば分かりますよね。
ノウハウや商品に関して、問い合わせてないんですよね。どちらかというと人に対して。
それでは、何で話し掛けやすかったか?
@対象人間の情報が入りやすくなっている。それで、人となりが、それとなく分かってきたから。
A対象人物が読み手に高い位置から言わないで、同じ目線で言っているから。
B物語風に、流れで、あきさせないように工夫を凝らして、知ってもらうようにしている。共感をしてもらう、出来れば感動を得てもらうように書いているから。
A話し掛けられるそれ以上に、読み手にたくさん話し掛けているから。話し掛けると、共感、あるいは感動を得ていただいた方には、それと同量の言葉が返ってくる(鈴木石油店HPで実証済み。)。
ホームページで、すぐに買ってもらおう、なんて事を考える必要は無いと思います。先ずは問い合わせ、というか、”話し掛けてもらおう”と思って作ればいいのかもしれません。兎に角、ホームページでは、”それだけにしておく”事が一番なのかもしれません。その後はメールなどでコミュニケーションをとって、ゆくゆくは通常の電話やり取りや、手紙のやり取りで関係を密にして、最終的に買っていただく方向をとったほうがいいかも知れませんね。真っ先に売ろうなどと思わないことです。
まあ、鈴木石油のサイトもそうですし、私が作るホームページは、なんていいますか、売上は数百万、とは行かないのですが、
売上以上に、何故か、キャラが引き立つ
ホームページなんですよね。人を輝かすホームページとは、よくも言ったものだ、と自分でも思います。売上と同時に得られる、ささやかな特典。人が引き立つ。皆さんも、筆者にコメントをさせて、多くの方、様々の方に話し掛かやすくしてもらいたいと思ったならば、ここの情報をよーく読んでくださいね。
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これが、筆者の田邊です。眠そうですね・・・。
この間、至高、高名なコンサルタントである泉田豊彦先生のメルマガに投稿して、入賞をいただき、200ポイントゲットして有頂天になっています。ポイントランキング現在8位で、何とか、10位以内に入って、4月にダイヤモンド社から刊行される泉田豊彦先生の著書に店名を載せようと、力瘤入ってます。応援してください。
又、泉田先生の弟子にあたるインターネットスーパーマーケッター岩上誠氏が茨城に来たので、喜び勇んで合いに行ったが、緊張のあまり、二言三言言葉を交わしただけでそそくさと逃げてしまいました・・・、悔やまれて成りません。
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